絵本『てぶくろ』は冬の名作。あらすじ・登場人物(動物)など紹介

冬に読みたくなる絵本といえば、『てぶくろ』

日本での発行部数、300万部以上!冬の定番とも言える絵本です。

ちなみに絵本の発行部数として100万部以上という数字は爆発的な販売部数で、「てぶくろ」は同じくミリオンセラーの「いないいないばあ(600万部越)」「ぐりとぐら(500万部越)」はらぺこあおむし(400万部越)」に次いで4番目の発行部数を誇ります。

我が家では子供が3歳の時にこの絵本を購入して冬になると毎年読み聞かせていて、子供が大好きな絵本の一つでもあります。

ということで、『てぶくろ』について紹介したいと思います。

絵本『てぶくろ』の対象年齢・作者など情報

絵本『てぶくろ』の対象年齢・作者など情報

『てぶくろ』についての情報を紹介します。

:ウクライナ民話
:エウゲーニー・M・ラチョフ
:内田 莉莎子
出版社福音館書店
発売日: 1965年
ページ数:16ページ
絵本サイズ28 x 23 x 1 cm
対象年齢:3歳〜

数字以外はひらがななので、文字が読めるようになったら幼児でも一人で読むことができますよ。

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絵本『てぶくろ』のあらすじ(ストーリーネタバレ)

絵本『てぶくろ』のあらすじ(ストーリーネタバレ)

雪の降る中、森を歩いていたおじいさんと子犬。

おじいさんは歩いている時に手袋を片方落っことしてそのまま気づかず行ってしまいました。

すると手袋を最初に見つけたネズミがその中で住みだし、次にカエル、その次にうさぎ、その次にオオカミ・・・

と次々に動物が一緒に手袋の中に住みたいとお願いし、どんどん増えていく手袋の中の動物の数。

その間に手袋はどんどん手を加えられて家らしくなっていきます。

やがて7匹もの動物が中に入ってパンパンになった手袋。

一方、手袋を片方落としたことに気づいて探しに戻ったおじいさん。

先に手袋を見つけた子犬がむくむくと動く手袋を見て「ワンワン」と吠えると、手袋の中に入っていた動物はみんな慌てて逃げていきました。

最後、おじいさんが何事もなかったかのように手袋を拾っていきましたとさ。

絵本『てぶくろ』にでてくる動物(登場人物)

この絵本に出てくる登場人物・動物は、

  • おじいさん
  • 子犬
  • くいしんぼねずみ
  • ぴょんぴょんがえる
  • はやあしうさぎ
  • おしゃれぎつね
  • はいいろおおかみ
  • きばもちいのしし
  • のっそリぐま

手袋に入った動物は「くいしんぼねずみ」以下の全部で7匹です。

それぞれの特徴をとらえた名前がついていて、服を着た動物はとても個性的な感じがします。

絵本『てぶくろ』を読んだ感想

人間からすると小さな手袋の中で繰り広げられるファンタジックな世界に、情景が目に浮かぶリアルで繊細な絵で、とても創造力ををかきたてられる作品です。

7匹も現実的に手袋に入れるワケないけど入れちゃうところにファンタジーを感じるし、ただの手袋に、玄関ドアがついて、ハシゴがかけられて、屋根がつけられて、窓もついてどんどん家らしく変わっていくその過程も面白い。

ネズミやウサギなど小動物が、天敵のはずのオオカミやクマ、キツネと一緒に仲良く手袋をシェアする不思議な光景はなんだか優しい気持ちになれます。

現実と現実にはあり得ないファンタジーが交差する、不思議な気持ちになる絵本。

私たちの知らないところで、「てぶくろ」みたいな小さな物語が生まれているのかもしれない、と思うとなんだかワクワクしますね

読んだことない方、ぜひ読んでみてください♪

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