
ドライアイになったら処方される目薬、「ジクアス、ムコスタ、ヒアレイン」。
ジクアスとヒアレインがあるけどどちらを先に点眼すればいいんだろうと悩んだことがあるので、これらの目薬を併用した場合の、点眼の順番について記事にしたいと思います。
(例外がある場合もあるので、他にも数種類の目薬等を使用している方は担当医にご確認の上、指示に従ってください)
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目薬の種類は大きく4つに分類される
「ジクアス」「ヒアレイン」は水溶性目薬。
「ムコスタ」は懸濁性目薬。
にそれぞれ分類されます。
他にも、私が点眼していた「ひまし油」は油性目薬で、眼に塗っていた「タリビット」は眼軟膏に分類されます。
「ジクアス」「ムコスタ」を併用する場合の順番は?
ムコスタ点眼液の販売元である、大塚製薬医薬情報センターに問い合わせをして回答を得ました。
特に担当医から何も言われてなければ、通常はジクアスを点眼してからムコスタを点眼するのだそう。
要するに水溶性目薬を点眼してから懸濁性目薬を点眼するということです。
懸濁性点眼剤は水に溶けにくく吸収されにくいため、最後に点眼する ように指導して下さい。
とあるように、ムコスタのような懸濁性目薬を先にさしてしまうと、他の目薬の吸収を阻害してしまうとのことです。
ジクアスを点眼してから最低でも5分は間隔をあけてから点眼します。
点眼間隔が短いと、先に点眼した目薬が後に点眼した目薬によって目から流れ出てしまうので注意してください。
「ヒアレイン」「ジクアス」を併用する場合の順番は?
水溶性目薬のヒアレインとジクアスを併用した場合の順番はどうなるのでしょうか?
薬剤師さんに尋ねたところ、この場合はどちらが先でも問題ないようです。
が、先生によっては一番効果を期待したい方を後に点眼(=ドライアイの症状の場合、ヒアレインが先でジクアスが後)する事を勧められるようです。
というのも、後にさした目薬によって、先にさした目薬が流れ出てしまう可能性が少なからずあるため。
どちらが先でも問題ないですが、この場合も最低5分は間隔をあけてから次の目薬を点眼するようにしてください。
まとめ
複数の種類の目薬を点眼する順番としては「水溶性→懸濁性→油性→眼軟膏」になります。
間違った順番で点眼して十分効果が得られなかったなんてことにならないように、目薬は正しい順番、正しい用法で使用しましょう^^