
「would」 と 「used to」、どちらも「昔よく〜してた」という意味がありますが、使い方とニュアンスに違いがあります。
それぞれの使い方について解説します。
※この記事内の音声は音読さんを使用しています。
「used to」 は、習慣にも状態にも使える
I used to live in Osaka.
昔は大阪に住んでた(状態)
I used to play soccer every day.
昔は毎日サッカーしてた(習慣)
どちらも、「今はそうではないけど」といった現在との対比(コントラスト)が強く意識されています。
→話し手の意識は、「今」
「would」は習慣だけ
When I was a child, I would play outside until dark.
子どもの頃、暗くなるまで外で遊んでた(習慣)
✖️ I would live in Osaka.
※単に状態が変化したことを表すことはできません
wouldは、used to と違って「今」を意識していません。
→話し手の意識は「昔」
また、wouldで習慣を表す場合は、それが「いつ行われていたか」という文脈が必要です。
「would」は過去から見た未来、仮定などの意味を持っており、時間軸をはっきりさせないと仮定なのか未来なのか意味があいまいになるためです。(used toはそれだけで「漠然とした過去の習慣・状態」を表すため、時を表す文脈は必要ありません)
ただし、文全体が「回想」のニュアンスを含んでいる場合は過去の話だと分かるので時の文脈は省略できます。
ニュアンスの比較
I remember you listen to jazz.
ジャズ聴くよね(今も)
→今も聴いてる
I remember you used to listen to jazz.
昔ジャズよく聴いてたよね
→今はもう聴いてない
I remember you would listen to jazz.
昔ジャズよく聴いてたよね
→今聴いてるかは知らないけど多分もう聴いてない
ネイティブの例文(セリフ)
<Friends>
We used to perform for our family and friends.
私たちは家族や友人のためによく演奏してた。
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