
主節が過去形のとき、従属節(that接など)の時制も過去に合わせるというルールを「自制の一致」と言いますが、自制の一致が適用されない場合(自制の不一致)もあります。
この記事では、自制の一致・不一致にのルールついて解説します。
Contents
自制の一致
間接話法での時制の一致
間接話法とは、発言内容を「that節」などで伝えることです。
<例>She said that she was tired.
彼女は自分が疲れていると言った。
このように間接話法の場合は自制の一致が適用されます。
未来のことを過去の視点で話す
<例>He said that he would go to the party.
彼はパーティーに行くつもりだと言った。
"will" は主節が過去(said)なので 、自制の一致が適用され"would" に置き換わります。
自制の不一致
直接話法の場合
発言内容をそのまま引用する直接話法の場合は、適用されません。
<例> She said, "I am tired."
彼女は "私は疲れている" と言った。
普遍的事実の場合
現在の事実や普遍的真理を話しているときに、従属節が現在形のままになることがあります。
<例>The teacher said that water boils at 100°C.
先生は「水は100度で沸騰する」と言った。
boils は現在形のまま(科学的事実なので)
話したときも今も真実
<例>She said that she likes cats.
彼女は猫が好きだと言った。
「猫が好き」は今も変わらない気持ち → 現在形のまま
時制の一致を避けて強調したいとき(特別な理由がある場合)
<例>He told me he is very busy.
彼は自分がとても忙しいと言った。
今も忙しいと強調
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