
「If I were to〜」の意味や使い方を解説。
"If I were" との違い、一般的な仮定法との違いもわかりやすく紹介します。
Contents
If I were to〜 の意味・使い方
If I were to + 動詞の原形
=「もし〜するとしたら」「もし〜することになったら」という現実には起こりそうにない仮定を表します。
「仮定法過去」の一種で、実際には起きていない想像の話をする時に使います。
「If I were」との違い
まとめるとこんな感じ。
| If I were〜 | もし私が〜だったら | 状態を仮定 |
| If I were to〜 | もし私が〜するとしたら | 行動を仮定(より仮定を強調/フォーマル・丁寧) |
以下、詳しく解説します。
1.強い仮定と非現実的な状況
「If I were to」は、単純な仮定法過去「If I were(動詞の過去形)〜 」よりもさらに「仮に、〜という行動を起こすとしたら」というニュアンスを強調します。
<例文2>
If I were rich, I’d buy a house.
もしお金持ちなら、家を買うのに
If I were to win the lottery, I’d buy a house.
もし宝くじに当たることになったら、家を買うのに
<例文2>
If I had money, I would travel.
お金があれば旅行するのになぁ
If I were to have money, I would travel.
もしお金を持つことになったら旅行するのになぁ
※意味はほぼ同じですが、「もっと起こりそうにない想定」を表します
2.状態 vs 行動
状態を仮定する場合、「were」、
行動を仮定する場合「were to」として使い分けます。
<例文>
If I were you, I’d take the job.
もし私が君なら、その仕事を受けるね→ 状態
If I were to take the job, I’d move to Tokyo.
もしその仕事を受けることになったら、東京に引っ越すね→ 行動
3.丁寧な提案・依頼・質問(フォーマルな状況)
ビジネスやフォーマルな場面で、相手に対して非常に丁寧な提案や質問をする際にも使われます。これは、相手の負担を軽減し、控えめな姿勢を示す効果があります。
<例文>
If I were to suggest a change, would you consider it?
もし私が変更を提案させていただくとしたら、ご検討いただけますでしょうか。
If I were to leave early, what would I need to do?
もし私が早退させていただくとしたら、何をすればよろしいでしょうか。
3. 「If I were you」の応用
「If I were to」は、「If I were you」(もし私があなただったら)という有名な仮定法の表現と似ていますが、「to」が入ることで「具体的な行動」に焦点を当てた仮定になります。
<例文>
If I were you
もし私があなたなら、全般的な状況として
If I were to do that
もし私がその行動を起こすとしたら
日常会話での使い方
実際のネイティブ会話では、ややフォーマルまたは丁寧な言い回しとして使われます。
堅苦しすぎずに「ちょっと想像の話をする」場面で使うような感じです。
<例文>
A: What would you do if you were to meet Taylor Swift?
もしテイラー・スウィフトに会えるとしたら、どうする?
B: I’d probably faint!
多分気絶する!
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