「have/get + 目的語(名詞) + 過去分詞 」の意味・使い方・使い分け

「have + 目的語(名詞) + 過去分詞」や「get + 目的語(名詞) + 過去分詞」は、「使役受動」または「使役構文」と呼ばれる表現で、日本語では「~してもらう」「~される」という意味になります。

以下でそれぞれの使い方・ニュアンスの違いを解説します。

have + 目的語(名詞) + 過去分詞

【意味】

  1. <使役・依頼>誰かに何かを「〜してもらう」「〜させる」
  2. <被害>「~される」
  • ややフォーマルな表現
  • 自分が主体的に頼んだ場合も、自然に起きた出来事として使える(自分で頼んだかどうか曖昧)
  • 被害の表現において自然に使われる

get + 目的語(名詞) + 過去分詞

【意味】

  1. <使役・依頼>誰かに何かを「〜してもらう」「〜させる」
  2. <被害>「~される」
  • 口語的・カジュアル・会話中心
  • 主体性が強調される(自分で頼んだ感がある)
  • 被害の表現においては、使えるがややカジュアル/強調的な響きになる

具体的な使い分け

・髪を切ってもらった
I had my hair cut.(自然、標準的)
I got my hair cut.(ややカジュアル、自分の意思が感じられる)

・財布を盗まれた(被害)
I had my wallet stolen.(自然)
I got my wallet stolen.(かなり口語的、感情を込めて話すときに使う)
※「被害」の場合は have が無難で自然。

・車を修理してもらった
I had my car repaired.(やや丁寧)
I got my car repaired.(口語的、自分で持っていった感じ)

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