
「have + 目的語(名詞) + 過去分詞」や「get + 目的語(名詞) + 過去分詞」は、「使役受動」または「使役構文」と呼ばれる表現で、日本語では「~してもらう」「~される」という意味になります。
以下でそれぞれの使い方・ニュアンスの違いを解説します。
have + 目的語(名詞) + 過去分詞
【意味】
- <使役・依頼>誰かに何かを「〜してもらう」「〜させる」
- <被害>「~される」
- ややフォーマルな表現
- 自分が主体的に頼んだ場合も、自然に起きた出来事として使える(自分で頼んだかどうか曖昧)
- 被害の表現において自然に使われる
get + 目的語(名詞) + 過去分詞
【意味】
- <使役・依頼>誰かに何かを「〜してもらう」「〜させる」
- <被害>「~される」
- 口語的・カジュアル・会話中心
- 主体性が強調される(自分で頼んだ感がある)
- 被害の表現においては、使えるがややカジュアル/強調的な響きになる
具体的な使い分け
・髪を切ってもらった
I had my hair cut.(自然、標準的)
I got my hair cut.(ややカジュアル、自分の意思が感じられる)
・財布を盗まれた(被害)
I had my wallet stolen.(自然)
I got my wallet stolen.(かなり口語的、感情を込めて話すときに使う)
※「被害」の場合は have が無難で自然。
・車を修理してもらった
I had my car repaired.(やや丁寧)
I got my car repaired.(口語的、自分で持っていった感じ)
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